仕事をキャンセルしてまで練習する執念に、感服。
(ラン・フォー・ビジョン2007・坪田一男先生)
親愛なる君に

今年も、ラン・フォー・ビジョンの日が来ました。
例年だと、宿命のライバル坪田一男先生から、
「練習してますか」という探りのメールが1か月くらい前から届くんだけど、
今年は、まったく来なかった。
その理由が、レースが始まってから、わかりました。
僕は、最初に、引き離しておいて、逃げ切る作戦だったのが、
半分の2.5キロのところで、坪田先生が追いついてきました。
僕のペース配分は、予定通りだったにも、かかわらずです。
そのまま、僕は後ろにつく作戦にしました。
坪田先生のフォームが、崩れていないのを、感じました。
探りを入れて、上り坂で、スパートをかけてみました。
すると、ついてくるので、余力がまだあるのを感じました。
結果、坪田先生は、最後まで崩れず、完敗。

坪田先生 24分45秒(昨年より −1分18秒)
中谷    25分23秒(昨年より +   9秒)

自分の記録としては、決して、悪いわけではなかったつもりです。
僕は、25分から25分30秒の戦いになると予想して、
ペース配分をしていました。

坪田先生は、僕の最高タイムの24分30秒を基準に、練習していました。
皇居の交番のお巡りさんに覚えられるくらい、練習していたそうです。
1年間で、1分18秒も縮めたことも凄いけど、
忙しいはずなのに、スケジュールをいくつもキャンセルしながら、
練習されたことに、拍手です。

                        彰宏より。
P.S.
5年ぶりの敗北。
これで、坪田先生との生涯のマッチ戦の新たなステージが始まりました。