ダンスは、快楽的で、ストイックな世界。
(小堺一機さん『ザ・タップ・ガイ』)
親愛なる君に

小堺一機さんのタップ・ミュージカル『ザ・タップ・ガイ』@博品館劇場を、
観てきました。
タップほど、快楽的で、ストイックなものはないと、
ボールルームダンスを練習している僕は、感じています。
一見、楽しげに、何気なくしているステップを踏むためになるためには、
どれだけの年月を要するか、計り知れないのがタップです。
「ちょっと練習するだけで、めきめき上達」という世界ではないので、
タップをされているというだけで、感服してしまいます。
ボールルームダンスを教わっていた小野真弓先生がタップをされていたので、
少し教わったことがありましたが、これは、大変だと感じました。
タップにも、いろんな演出のバリエーションがあることを、
今回も、たくさん、教わりました。
タップで、ポーカーゲームや、
老タップダンサーのタップ、階段のステアタップ、砂の上でするサンドタップなど。
小堺さんの楽屋にご挨拶に行って、お話しさせていただきました。
「アドリブがまんして、さすがです」
「いえ、大人の配慮ではなく、いっぱいいっぱいなだけです。あははは」
玉野和紀さんや、HIDEBOHさんというトップタップダンサーに交じって
タップをされる小堺さんのこっそりこつこつ練習に、感服。
僕の前の席で、11月の「コミック君」で共演される山寺宏一さんが
見られていたのも、楽しかったです。
「コミック君」も、見に行きます。

                        彰宏より。
P.S.
帰り道に、つい靴のかかとが鳴ってしまうのを、
誰かに見られないように、どきどきしました。