半年前に書いた僕とは、もう別人に成長している。
親愛なる君に

「なんで、ネタがなくならないんですか?」
という質問は、永遠のテーマのようです。
この質問の答えも、無限にあります。
結論は、こうです。
「中谷彰宏も、成長しているから」です。
そんなことを言うと、
昔に書いた本の否定に思われるかもしれませんが、
否定ではなく、より、深まっているのです。
たとえば、恋愛でも。
30歳の時に書いた『大人の恋の達人』は、
今、読み返しても、面白い。
30歳で、『大人の恋』を書いているんだから、凄い。
去年書いている恋愛ものより、今年書いている恋愛ものは、
同じ恋愛ものでも、さらに、深く、なっています。
それは、毎日、毎日、いろんなことに気づいて、時には、傷ついて、
成長していくからです。
18年前に書いた恋愛ものが新鮮に感じることもあれば、
半年前に書いた恋愛ものが、ずいぶん昔に感じることもあります。
それが、成長ということなのです。
だから、僕は、同じことは2度書かないし、
いつも新鮮な気持ちで、書けるのです。

                        彰宏より。
P.S.
また、まったく新ネタと気づいていくれる君が、好き。