倒された怪獣のまぶたが閉じる瞬間が、悲しい。
(ガメラシリーズ)
親愛なる君に

子供の頃、怪獣映画が好きでした。
お気に入りの怪獣が、ガメラでした。
知らない人に説明すると、放射能で巨大化したカメの怪獣です。
初期の4本を見直してみました。
『大怪獣ガメラ』
『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』
『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』
『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』
第1作は、1965年。
僕は、6歳で観ていたことになります。
モノクロでした。
第2作のバルゴンから、カラーになるんだけど、
バルゴンの武器は、背中から出る虹だったので、
わざわざカラー映画にするために、企画された怪獣でした。
黒いと思っていたガメラが、あんなにきれいな緑色であることを知って、
感動しました。
第1作では、悪役で登場しながらも、第2作からは
敵役と戦う善玉になるのが、怪獣モノの王道です。
敵役の怪獣のお気に入りは、ギャオスで、よく絵を描いていました。
今、見直してみると、怪獣映画の結末が、物寂しく終わることに
驚かされます。
倒された怪獣のまぶたが閉じる瞬間が、涙をそそります。
子供にとって、悪役の怪獣も、ペットと同じ感覚なんですね。

                        彰宏より。
P.S.
怪獣映画に出てくる女の人は、
なんて魅力的なんだろうということも、再発見。