魂は、顔に宿る。顔が、話しかける。
(石井竜也さん「顔魂」)
親愛なる君に

石井竜也さんの造形物展「顔魂(かおだま」
@森アーツセンターギャラリーに、行ってきました。
ダルマに顔をつけているうちに、100体以上になったそうです。
それが並ぶと、怖いです。
工房には、この何倍も並んでいて、作りかけのとかがあったりして、
夜なんか、忘れ物を取りに行くことができない怖さですね、
と、会場にいらした石井さんにお話しました。
顔魂は、ライトが当たると、稲川淳二さんみたいに、さらに怖くなります。
展示されていた中では、パンフレットに写真がないけど、
糸車を回している顔魂が、ライトが当たって、壁に浮かび上がっている
シルエットが、怖かった。
それと、3対の顔魂が、顔を寄せ合って、ひそひそ話しているみたいな
のが、声が聞こえるようで、怖かった。
声の仕事の石井さんが、声を出さない顔魂を作るのが面白い。
幼稚園の時に見た「ウルトラQ」のガラモンの怖さですね。
「カオダマ」と「ガラダマ」って、音の響きも似てて、怖いね。

                        彰宏より。
P.S.
最初の怖いっていう感じが、
いつのまにか、別の感覚に変わってくる気もしました。