「守りのマナー」を「攻めのマナー」にして、チャンスをつかもう。
(『大人のマナー』(ダイヤモンド社))
親愛なる君に

「こんなマナーは、実践では、役に立たないだろうな」
と、マナー本を見るたびに、感じていました。
僕が、会社に入って、叩き込まれたのは、
実践的、マナーでした。
母親に厳しくしつけられ、博報堂で、叩き込まれたのは、
「お辞儀の角度は、何度」ということではありませんでした。
それより、もっと大切なことがあるのです。
時には、一般のマナーとは、
反対のこともしなければならないのが、実践的マナーです。
今までのマナー本は、
「こうすれば、失礼がない」という「守りのマナー」でした。
僕が、欲しかった本は、
「こうすれば、覚えてもらえる。チャンスがつかめる」という
「攻めのマナー」本でした。
そんな思いで書いたのが『大人のマナー』(ダイヤモンド社)です。
失礼がないようにしていただけでは、
チャンスはつかめないのです。

                        彰宏より。
P.S.
『面接の達人』以来、僕の書いている本は、
「守りのマナー」を「攻めのマナー」に変えることだったんですね。