ラブホテルのアメニティーを、考えてみよう。
(【中谷塾】ワークショップ「企画塾」)
親愛なる君に

「『ワークショップ』って、どんなことをするんですか?」
と、よく質問されます。
たとえば「企画塾」のプログラムは、こんな感じです。


毎回、お題を考えてきて、各自、プレゼンします。
切り口の引き出しを増やして、頭の体操をしよう。
毎回、優秀賞・最優秀賞を、決めます。
いくつ、考えてもかまいません。

第1回「『ラブホテルのアメニティー』を考えよう」

年金支給日の翌日は、
シニア層のラブホテル利用者が多いらしい。
あるラブホテルでは、入れ歯洗浄剤と安定剤が
アメニティーとして置かれているらしい。
シャワーキャップを初めて置いたラブホテルも、
爆発的に流行った。
「これがなくて困っているもの」が、きっとあるはずだ。

第2回「『焼き芋の売り口上』を考えよう」

よく聞くと、焼き芋の売り口上は、
いろんなバリエーションがある。
「九里より甘い十三里」は、だじゃれ+味訴求。
「早く来ないと、行っちゃうよー」は、脅迫+限定訴求。
いたいけな子供の声で「やきいもー」って言われた時には、
つい、買ってしまった。
まだまだ、無限の切り口があるはずだ。

第3回「『もったいないもの』を考えよう」

あれって、いるんだろうかと思うものがある。
パセリ、ジーンズのきれはし、
火を消した後のバースディケーキのローソク、
トイレットロールの芯、色鉛筆の白……。
それに気づけば、いらないものをなくすこともできるし、
捨てるようなものをもらってきて、ビジネスもできる。
「何がいるか」より「何がいらないか」を考えてみよう。

第4回「『○○神社』を考えよう」

神社ほど、マーケティング的に、先駆的なものはない。
企画は、神社に学ぶべきだ。
もし、あなたが、つぶれかけた神社を再建するとしたら、
どんなご利益をつけるだろうか。

第5回「『○○検定』を考えよう」

いままで、ムダな知識と思われていたものが、
「○○検定」と名づけられるだけで、
評価の対象となる。
企画とは、日の当たらない世界に、日を当てることだ。
検定の名称と、試験内容を、考えてみよう。

第6回「『○○クラブ』を考えよう」

これからのビジネスは、すべてクラブビジネスだ。
そのクラブには、誰でも入れるわけではない。
資格審査があり、連帯感と、忠誠心が求められる。
ブランドとは、モノを通してのクラブビジネスだ。
夕方から銭湯に来る人は、もはや家風呂のない人ではなく、
有閑階級だ。
新しいクラブビジネスを、考えてみよう。


面白そうでしょう。
企画の仕事をしていない人でも、
頭のストレッチをしたい人に、ぴったりです。

                        彰宏より。
P.S.
僕も、君がどんなことを考えつくか、わくわくしています。