怖い話ではなく、稲川さんの優しさに、人も霊も集まる。
(稲川淳二さんの『怪談ナイト』)
親愛なる君に

僕は、話し方のお手本にしている人がいます。
稲川淳二さんは、僕の話し方のお手本です。
今年も、『怪談ナイト』@日本青年館に、行ってきました。
毎年、行くたびに、気づきがあります。
今年、また気づかせていただいたことがありました。
恒例の心霊写真コーナーで、
パソコンで合成して送ってきた偽装心霊写真にも、
稲川さんは、優しかった。
決して「こういうことは、不謹慎です。不愉快です」と言いません。
「送ってきてくださる気持ちが、嬉しいじゃないですか」
これが、稲川さんのワールドです。
怪談を語るには、圧倒的な優しさが、必要なのです。
今年、16年目のツアー。
ほとんどが、常連さんです。
稲川さんの『怪談ナイト』に集まる人たちは、
怖い話を聞きに来ているのではなくて、
稲川さんの優しさに触れに来ているのです。
だから、人間も、霊も、優しい稲川さんのところに、集まるんですね。

                        彰宏より。
P.S.
いつも楽屋にうかがっても、ステージと同じように、
稲川さんは、優しいです。