サラリーマンを、知ってる人が描くと、泣ける。
(『クライマーズ・ハイ』NHK版)
親愛なる君に

サラリーマンものが、僕は好きです。
サラリーマンの大変さを知らない人が作ると、
冷めてしまうけど、きっちり大変さを描いてもらえると、泣けます。
『クライマーズ・ハイ』を、DVDで観たら、面白かった。
TSUTAYAさんの受付で、「後編ですけど、よろしいですか?」と
聞かれて、「あれっ?」と思った。
映画版だと思っていたら、NHK版で、前・後篇だった。
飛行機事故のいきさつだと思っていたら、
飛行機事故の報道のいきさつだった。
これが、実に、面白かった。
サラリーマンの大変さに、共感した。
上との対立、下との対立、横との対立、隣との対立、
斜めとの対立、トップとの対立。
これは、報道ものではなくて、サラリーマンものの傑作でした。

                        彰宏より。
P.S.
上司の岸部一徳さんが、焼肉屋で、怒って立ち上がる時に、
どーっと後ろに倒れるところが、一番凄みがあった。