テストでいい成績をとるより、きれいなノートを作るほうが芸術的だ。
(太田あやさん著『東大合格生のノートはかならず美しい』)
親愛なる君に

太田あやさん著
『東大合格生のノートはかならず美しい』(文藝春秋刊)が、
面白かった。
なによりも、実際のノートが、そのまま写真で掲載されている。
ノートの表紙を見るだけで、ドキドキする。
僕は、どうして、ノートにこんなに興奮するんだろう。
あらためて、自分が、ノート・フェチであることに、気づかされた。
勉強の手段であるべきノートが、
僕の場合は、ノートこそが、目的化していた。
それは、正しかったと信じている。
テストで、いい成績をとることより、
きれいなノートを完成させたかった。
もう一度、受験生をやり直しても、同じことをするだろう。

                        彰宏より。
P.S.
『面接の達人』のレイアウトは、ノートがイメージだった。
見開き完結にこだわる中谷本すべてが、
きれいなノート作りだったのだ。