ものには、子供の頃の思い出がある。
(AN手ぬぐい)
親愛なる君に

「AN手ぬぐい」を購入した高橋直幸君から、
こんなメールをいただきました。

〈手ぬぐいを見て、妻が、一言。
「切りっぱなしの、さらしだ。1枚、頂戴。」
夫婦おそろいで、1枚ずつ持つことにしました。
私は、金地金を包むのに使います。〉

「AN手ぬぐい」は、
実家の染物屋の父親と僕とのコラボグッズですと、前に、紹介しました。
「染物を作っていた取引先の工場が廃業した」と、
父親から、連絡がありました。
その工場には、子供の頃、父親のファミリアの助手席に乗って、
行ってたので、感慨無量です。
職人仕事の世界が、どんどん少なくなっていくのは、切ないことです。
そうなると、「AN手ぬぐい」も、もう今ある在庫だけで、
追加で、作ることができなくなってしまいました。
その話をすると、高橋君が、また注文しました。

                        彰宏より。
P.S.
ものには、すべて、物語がありますね。