耳について、夜うなされるのが、面白い。
(R-1ぐらんぷり2009)
親愛なる君に

『R-1ぐらんぷり2009』は、面白かった。
面白い人がいたというより、ぞろぞろいた。
僕にとって、面白いという基準があります。

(1) 3回見ても、まだ見たいと思えること。
(2) もっと、ほかのネタも見てみたいということ。
(3) 夜、ベッドで、耳について離れなくて、うなされること。

今回の僕のベスト3。順不同。

「中山功太」
『爆笑レッドカーペット』で、
安藤忠雄さんのようなディープな関西弁と活舌の気持ちよさで、
印象に残ってました。
今回の「時報」は、手法もまったく新しく、冒頭ネタの
「この人大人やなあと思うセリフを、お伝えします。
……『いっぺん、座りましょ』」
で、はまってしまった。
立ち上がって喧嘩するのは、
東京ではなかなか見れない懐かしい風景。

「バカリズム」
ADのリハネタが僕はお気に入りなんだけど、
今回の「地理バカ先生」も、ツボにはまった。
それ以来、福岡県を見ると、抱きあげたくなってしまった。

「COWCOW 山田與志」
この人の田中邦衛さんは、今までと全く違う田中邦衛さんで、好き。
今回のテニスの点数のカウントの怪しい外国人ネタは、
幻聴になって、耳から離れなくなった。
「ふふふ、ふふふ、ふふふ……」
つい、口ずさんでいるのが、怖い。

お笑いの層の厚さに、驚かされます。

                        彰宏より。
P.S.
「よく耳にする謎のセリフ」って、面白いね。