ファッションに、ライフスタイルが出る。
(NHKドラマスペシャル『白洲次郎』)
親愛なる君に

NHKドラマスペシャル『白洲次郎』は、
オンエア前に楽しみで、写真集を買ってしまった。

普通、放送を見てから買うのに、前盛り上がりが大きい。
前盛り上がりが大きいと、外れる心配もあるけど、面白かった。

白洲次郎は、ぜひドラマ化してほしいテーマだったけど、
そういう思い入れのある話ほど、誰がやるかが微妙な問題になる。
次郎・伊勢谷友介、正子・中谷美紀は、ピッタリでした。

演出が、『ハゲタカ』演出の大友啓史さんなので、
こだわりが面白い。
NHKは、さすがに、時代考証にかけては、厳しいところもいい。
インテリアやファッション、持ち物が味わえる。

ファッションや持ち物に、その人の生き様が出る。
特に、白洲次郎の場合は、外せない。

マント、ソフト帽、燕尾服など、
僕がふだん着ているものがたくさん出てくるので、
「はまって、まねしてるやん」と、つっこまれるのが、
ちょっと照れる。

メモ用のヘイスティノートが出ていたのは、びっくりした。
「わてのイエスはん」と大阪弁の賛美歌も、驚いた。

                        彰宏より。
P.S.
岸部一徳さんの近衛文麿は、似すぎて怖かった。