45年ぶりの家に訪れても、坂道は変わっていなかった。
(神戸・六甲)
親愛なる君に

神戸の王子動物園に行ったついでに、
5歳まで住んでいた六甲の家の跡を見に行きました。

前に、訪れたのは、30歳の時でした。
その時は、博報堂のCMプランナーで、神戸でロケをした時に
ついでに寄りました。

駅から結構、登って行くんだけど、45年前の家の場所に、
吸い寄せられるように歩けるのが、不思議でした。

20年前訪れた時、僕の住んでいたアパートは、
個人宅とマンションに変わっていました。
震災があったのに、20年前と同じ建物が建っていました。

マンションだらけになったけど、まったく変わらなかったのは、
神戸大学に続く、家の前の坂道でした。

                        彰宏より。
P.S.
妹にその話をしたら、妹は階段から三輪車で落ちた話を思い出しました。
「落ちたのではなく、降りたのだ」と力説する妹も、チャレンジャーですね。