美術館の楽しみ方は、ぶらりと立ち寄ること。
(金沢21世紀美術館)
親愛なる君に

「金沢21世紀美術館」に、行ってきました。

前から、行きたかった美術館です。
オープン3年で、入館者400万人突破は、
美術館としては凄いことです。

講演のついでに行った日は、たまたま、
展示物の入れ替えで、一部しか見ることができませんでした。
そのかわり、凄いものを見ることができました。

人気の「スイミング・プール」も、
「ブルー・プラネット・スカイ」も、
見ることができないのに、大勢のお客さんでいっぱいなのです。
休館にもしない。
しかも、誰も、「なんや」とは、怒っていないのです。
改装中すら楽しんでいる風情なのです。

つまり、金沢21世紀美術館は、
有名な作品があるから見に来る美術館ではないのです。
ぶらりと立ち寄るところなのです。

もはや、美術館というより、公園です。
外国人のお客さんも多かった。
近所の人も、外国の人も、ぶらりと立ち寄る大人の美術館ですね。
これが、21世紀ですね。

いい日に行けて、21世紀の美術館を見せていただきました。

                        彰宏より。
P.S.
屋上の「雲を測る男」に、金沢の志を感じました。