好きなものには、ビシビシ突っ込みたくなる。
(アンタッチャブル柴田英嗣の『日本一やかましい動物図鑑』)
親愛なる君に

アンタッチャブルの柴田英嗣さんの
『日本一やかましい動物図鑑』(講談社)が、面白い。
もともと『はねるのトびら』が、深夜枠だった時に、
合コンで、動物ネタをまくしたてるパンダプロデューサーの
柴田さんのキャラが大好きでした。
あれは、演技ではなくて、地だったんですね。

この本の感動するところ。

(1) 動物の絵がいい。
  柴田さんが、自分で描いているのがいい。
(2) やかましいツッコミがいい。

〈アリクイが食べるアリは、1日3万。3日で9万。
 割りのいいバイトだな。〉

〈カモシカは、シカではなくて、ウシの仲間。
 カモシカのような脚とほめ言葉なのに、実は、太くて短い。〉

〈キリンの睡眠時間は、1日1時間半。
 浪人生も、びっくり。〉

〈ゴリラは、神経質で下痢しやすいのに、全員B型。〉

〈トナカイの鼻は、赤ではなく、黒。1200キロも移動する。
 中間に、棲めー。〉

動物園に行く楽しみは、ツッコミを入れる楽しみなんですね。

                        彰宏より。
P.S.
柴田さんの動物好きが、ビシビシ伝わります。
『シートン動物記』以来の動物ものの名作です。