辞書にない言葉の意味を作る。
(NHK・丸山俊一プロデューサー)
親愛なる君に

テレビの番組を、好きなタレントで見ることはあっても、
プロデューサーで見ることはありません。
自分のいつも見ている番組が、同じプロデューサーであることに
気づくと、見事に思考回路を読まれたようで、うれしくなります。

『英語でしゃべらナイト』『爆笑学問』『ソクラテスの人事』で
丸山俊一プロデューサーのツボにはまっていました。
丸山さんの
『異化力! 「英語でしゃべらナイト」の発想術』(日本放送出版協会)
を読んだら、自分のツボがわかって、ますます面白かった。

『英語でしゃべらナイト』は、もともと
HKスペシャル『英語が会社にやってきた ビジネスマンたちの試練』
から始まったというのには、驚いた。
でも、これがまさに、この発想の根っこなのです。
「英語でしゃべらナイト」は、語学番組ではないのです。
異文化コミュニケーションの番組なのですね。

〈辞書にない言葉の意味を作る。〉
これが、僕が一番面白かった言葉です。

                        彰宏より。
P.S.
予定調和をひたすら壊し続けて、フォーマットを壊していくのは、
エンターテインメントでありながら、修行僧みたいですね。