コントこそ、演技力に感動させられる。
(『サラリーマンNEOシーズン4』)
親愛なる君に

コントは、ドラマ以上に、演技力を求められます。
『サラリーマンNEOシーズン4』の
お気に入りの3つのシリーズがあります。

【1】帰ってきた「就活一直線」
内定もとれて、尽くすタイプの美人の彼女がいる後輩と、
内定がなかなかとれない先輩の友情物語。
「合否連絡」の回は、まるで2時間の映画を見たような感動がありました。
先輩役・山西惇さんの企業からの電話を聞く時の目の表情だけで、
電話の中身を知らせる演技の細かさに、感動しました。
内定の連絡をもらって抱き合った時に、蛍光灯の線を引っ張ってしまって
顔にライトが当たる演出も細かくて、やられた。

【2】「白石夫妻シリーズ」
セックスレスの夫(これも山西惇さん)に、
美人妻(麻生祐未さん)が求めるという物語。
夫婦生活を求める側が、美人の麻生さん側という設定がいい。
麻生さんの演技力を、再認識させられた。

【3】「NEOな夜」
美人部下OLに、期待させられて、
うっちゃりを食わせられるせつない上司の物語。
生瀬勝久さんの小さい微妙な芝居が絶妙。
「コント=大きな芝居」と思い込んでいる人に、ぜひ見てほしい。
「たまには、こんな夜もある」というコピーのタイミングと、
堀江淳「メモリーグラス」がかかるタイミング、選曲も、やられた。
サラNEOシリーズは、選曲はかなりこだわっているのが、わかります。

                        彰宏より。
P.S.
コント、恐るべしです。