しびれながら充電される映画が、元気が出る。
(『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』)
親愛なる君に

好きな映画は、見終わって、元気になる映画です。
「元気になる」どころか、元気がはじけて、
巻いていた包帯なんか、ぶち切りたくなる映画がいい。

僕の大好きなジェイソン・ステイサムの映画、
『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』は、
まさに、痛かったところなんか、痛くなくなる映画です。
中国マフィアのボスに、自分の不死身の心臓を取られる。
そのかわりに、入れられた人工心臓は、いつも充電しないと、
停止して死んでしまう。

舌にプラグをはさんで、
自動車からチャージするポスターを見ただけで、
この映画を見ることを決めた。
充電の仕方に、バリエーションがあって面白い。
警官にスタンガンをあてられて逆に元気が出たり、
高圧注意の発電機に抱きついたり。
恋人と愛し合うことでも、充電できるというのが、
ロマンチックだった。

                        彰宏より。
P.S.
治りかけの骨折が、この映画を見た後で、かなり治った気がした。