人形劇を見ると、中学生に戻る。
(三谷幸喜版『新・三銃士』)
親愛なる君に

三谷幸喜さんの人形劇『新・三銃士』(NHK教育テレビ)が、
いよいよ始まりました。
同世代で、三谷さんのような天才がいると、うれしい。
子どものころ見た『新八犬伝』のような人形劇を、
三谷さんが、再現してくれるからです。

時間帯も、夕方6時台というのが、うれしい。
たぶん、僕にしかわからない感慨に、ひとりふけっています。
『新八犬伝』がなかったら、難しい『南総里見八犬伝』では、
あのわくわくするような世界に出合うことはできなかったでしょう。
『新八犬伝』は、僕が中学2年生の時でした。
『三銃士』の世界も、僕はこれまで、
何度もトライしながら、はじき返されてきた物語です。

三谷版『新・三銃士』の面白さを挙げてみました。

【1】大人の話になっていること。

  3人が象徴するのが、「知恵と勇気とゆとり」というのが、
  大人っぽい。

【2】笑いの小ネタ満載。

  三谷さん、やってるやってる。

【3】人形劇とは思えないダイナミックなカメラワーク。

【4】悪役の魅力。

  「玉梓が怨霊」「悪女舟虫」「網干左母二郎」に匹敵するキャラ登場。

【5】これだけのキャラをわずか5人くらいの声優さんで、こなしている。

                        彰宏より。
P.S.
そのうち、エンディングテーマを、短調の悲しげな曲で、もう1曲
楽しみに待っています。