長くて、混んでて、安い商店街が、熱い。
(天神橋筋商店街)
親愛なる君に

商店街育ちの僕は、商店街が大好きです。

天神橋筋商店街に、行ってきました。
盛り上がっていました。
商店街が、シャッター通りになっているなんて、
まったく思い込みにすぎないことがわかって、うれしかった。

(1) まず、お客さんであふれている。
カップルから、ファミリーから、シニア層、おっちゃん、おばちゃん、
近所の人、デートの人で、あふれています。
午後の早いうちから、立ち飲み屋さんも満杯。
お寿司屋さんの前には、行列。
道の狭い1〜3丁目は、特に、温度が高い。

(2) 次に、長い。
どこまで行っても、アーケードが続いています。
1丁目から8丁目まで、2.6キロ。600店。
直線のアーケードでは、日本一だそうです。
昭和の匂いぷんぷんの中、端から端まで、往復してしまいました。

(3) なんといっても、安い。
ブラ・パンツセットが、580円。もちろん、ちゃんとしてます。
通常39000円のロングブーツが、1000円。
定価12000円の紳士服メーカーのベストが、840円。
目玉商品ではなく、全品が安い。しかも、サイズも、そろっています。
買い物に、わざわざ外国に行かなくても、大丈夫なのです。
梅田駅のすぐ近くなのに、ここは、もう日本の中の外国なのです。

阿部サダヲさんの映画『なくもんか』のキャンペーンを、
天神橋筋商店街にレッドカーペットをひいてしたセンスに、拍手。

                        彰宏より。
P.S.
知らない人に話しかけられる商店街の匂いが、懐かしかった。
母親の実家は、すぐそばです。