CGがなかった時代の映画は、壮絶だった。
(映画『八甲田山』)
親愛なる君に

映画『八甲田山』を見直したら、面白かった。
公開は、1977年。
高校3年生でした。
受験勉強の時代に、
「天は我々を見放した」というコピーが、
友達の間で流行りました。

出演者の凄さ。
高倉健、北大路欣也、三國連太郎、緒形拳。
この4人を見るだけで、
どんな映画になるんだという大御所ぞろいです。
さらに、大物俳優がぞろぞろ出ています。
しかも、ほとんどが夜の吹雪のシーンなので、
大物が出ているのに、
誰が誰かわからない状態というぜいたくさです。

何よりも、CGがなかった時代の映画は、凄いですね。
合成なしで、しかもどうやって撮ったのかわからないロングショット。
あまりの過酷さに、降りた俳優さんもいたそうです。
10代に見た映画を見直すと、深い気づきがありますね。
凄い映画だったということに、あらためて気づきました。

                        彰宏より。
P.S.
寝る前に3時間つきあった翌日、映画の中のリアルな寒さのせいで、
のどが痛くなりました。