結末を求めないのが、本当の仲良し。
(『プリズン・ブレイク』)
親愛なる君に

長いTVシリーズ物は、2つの楽しみがあります。

(1) 早く結末を知りたいという楽しみ。
(2) 終わってほしくないという希望。

結末が近づいてくると、
「いよいよ、結末がわかる」というワクワクと、
「ああ、もう、終わってしまうのか」という寂しさの2つの感情が、
入り交じります。

お気に入りの『プリズン・ブレイク』の第4シーズンは、
ファイナル・シーズンでした。
さすが、マイケル・スコフィールド。
僕のこの2つのないものねだりに、見事に応えてくれました。

結局、気づきました。
結末を知りたいと思っているうちは、
まだ、その物語と仲良くなっていない。
本当の仲良しは、お気に入りの物語は、結末を知りたいわけではなく、
永遠に物語が終わらないで、
永遠に登場人物とつきあっていきたいということなのですね。

                        彰宏より。
P.S.
中谷本も、【中谷塾】も、結末はなく、永遠につきあっていくよ。