子供の時から、独り言で、誰かとずっと話していた。
親愛なる君に

「中谷さんは、独り言を、よく言ってますね」
と、言われました。
確かに、よく独り言を、言ってます。
自覚がありますね。

本を書く時も、アイデアを考える時も、習い事をする時も、
料理をする時も、ブッフェで料理を盛り付ける時も。
「こうすると、どうなりますか?」
と、言ってます。
きっと、誰かと、話してるんですね。

「中谷さんの独り言って、丁寧語なんですね。」
確かに、そうですね。
話している相手に対する敬意ですね。

大学時代、注文のない原稿を書いていて、
一日に話す言葉が、「学生1枚」と「ハンバーグ」だけだったので、
独り言が、多くなったせいでもあります。
中学時代、将棋にはまった時も、ずっと独り言を言っていた。
もっと、さかのぼって、寝転んで絵を描いていた時から、
僕は、ずっと、誰かと話をしていました。

                        彰宏より。
P.S.
講演の時は、聞いているみんなと話しているので、
ときどき、うなずいてますね。