借りたばかりなのに、借り直したくなる映画は、絶対面白い。
(喜味こいし師匠と『ホノカアボーイ』)
親愛なる君に

レンタルして、1回見て、いったん返したばっかりなのに、
ワンシーンが気になって、もう1回見直したくなって、
借り直す映画があります。
映画『ホノカアボーイ』が、借り直して見たら名作でした。

見たかったシーンは、
ハワイの移民二世の87歳のおじいさんのシーンです。
外国のエロ雑誌では立たないので、
日本のエロ雑誌を取り寄せてくれと、頼むシーンです。
このいかにも、移民二世の白髪のおじいさんが、
なんと、喜味こいし師匠というので、驚いた。

死んだこいし師匠の幽霊が、
岡田将生さんがふられて落ち込んでいるので、
「ええもん見せたる」と、
長谷川潤さんのスカートをめくるシーンが、いい。

正司照枝さんのセリフもいい。
「女は、男の夢に惚れるのよ。
夢のない男は、たたない男よりダメ」

倍賞千恵子さんは、草原に立っているだけで、
『ハウルの動く城』のソフィーそのものでした。

風の中に座っているような心地いい映画でした。

                        彰宏より。
P.S.
こいし師匠の主演映画『星影のワルツ』も、見ました。
日本映画界に彗星のように新人おじいさん大物俳優が、登場しました。