サプライズを仕掛ける人は、サプライズにかかりやすい。
(『権八』の鶴田翔君)
親愛なる君に

また、サプライズに引っかかってしまいました。
いつも、サプライズを考えているので、
かけられると無防備で、簡単に引っかかってしまいます。

西麻布の『権八』に晩ご飯を食べに行ったら、
外国人のお客さんで満席の中、照明が一斉に消えて、
「ハッピーバースデー・トゥー・ユー」が流れてきました。
お客様のハッピーバースデーは、
どこのレストランでもやっているけど、
こんなに派手派手にやるのは、さすがグローバルダイニングだなと
感心していました。

食事が終わった頃、また、照明が消えました。
ハッピーバースデーの歌が近づいてきて、
バースデーケーキが近寄ってきたので、
あら、隣のお客さんだなと思ったら、
僕の目の前に、置かれました。
まだ、1か月以上も先なので、完全に油断していました。
「ローソク、吹いて」と言われなければ、
ハッピーバースデー自体がわからないくらいでした。

花束と、ゴールドの名刺と、
スタッフの鶴田翔君の手紙が添えられていました。
翔君の手紙には、『101H』の自分の妄想が添えられていました。
誰かが頼んで仕込んだのではありません。
予約したのは、直前なので、お店のスタッフ全員で
ずいぶん前から、花を用意して、
ゴールドの名刺を作っていてくれたことが、感激でした。
サプライズを仕掛ける側は、簡単に、かかります。

                        彰宏より。
P.S.
バースデーのサプライズは、前月に入れば、
やっていいことがわかりました。
そのほうが油断して、成功しますね。