僕の仕事は、鍵をなくした心の扉を開ける仕事だ。
親愛なる君に

僕のところに、相談に来る人の共通点があります。
それは、鍵をかけたけど、
鍵をなくして、開けられなくなったというです。

いわば、僕は、鍵屋さんですね。
鍵をなくして開けられなくなった心の扉を、
開ける仕事を毎日しています。
前から「鍵屋さんって、凄いなあ」と尊敬の念で見ていました。
きっとそれは、同業者のリスペクトだったんですね。

心の扉を開けると、誰もが、すがすがしい顔になります。
もはや、何も手に入れなくても、
扉の中に、全部入っているのです。
鍵屋さんと違うところは、
鍵を中から開けて、中にいる人を、
外に出してあげるという点ですね。

                        彰宏より。
P.S.
鍵をなくした扉に閉じ込められた人は、
いつでも連絡してください。