本には、裏タイトルがある。
(『新・片づけ術 断捨離』)
親愛なる君に

本には、裏のタイトルがあります。
やましたひでこさんの『新・片づけ術 断捨離』(マガジンハウス)が、
痛快でした。
捨てることで、人は生まれ変われるという本です。
そもそも、捨てれば、片づけなんてしないくていいというのが、
痛快です。
山にこもらないで、できる修行です。

実は、僕の『なぜあの人は整理がうまいのか』(ダイヤモンド社)も、
僕のタイトルがありました。
『なぜあの人は捨てることができるのか』です。
これが、あの本の裏のタイトルです。

慎重な土江編集長の顔を思い浮かべると、
「捨てる」にこだわる勇気がなかったのです。
裏タイトルにすると、営業さんが困ることがあるのです。
内容を読んでもらえば、全編、捨て方の本であることはわかります。
『断捨離』を読むと、その勇気に、悔しさと、
それ以上の痛快さに、拍手を送りたくなります。

                        彰宏より。
P.S.
『断捨離』のカバーは、『面接の達人』初年度版に、似ています。
『メンタツ』も、とんがってたんですね。