昔のニュースは、自分自身のアルバムでもある。
(『昭和の缶詰』)
親愛なる君に

ニュースフィルムを集めた『昭和の缶詰』の全6巻を見ました。
僕の高校生の頃も、西梅田にあった「大毎地下」という名画座で、
上映されていました。
新聞社のビルに入っていたからですね。
テレビがなかった時代には、ニュースも映画館で見ていた名残です。

ニュースといっても、大事件を扱うというよりは、
季節ものののんびりしたトピックスがほとんどでした。
白黒映像、甲高いナレーションと、お決まりの慣用句と、
しめは「……とは、いかないようです」が、決まり文句でした。

昔のニュースを見るのが大好きなのは、
自分自身のアルバムでもあるからですね。

                        彰宏より。
P.S.
毎年「熱海の海開きに、芸者さんが、かつらで泳いでいる映像」
だった気がします。