いつ見られてもいいように、たたずまいを整えておかないと。
親愛なる君に

満員の地下鉄の中で、立って本を読んでいました。
タクシーで移動するより、電車で移動したほうが速い状況でした。
後ろから、声をかけられました。
「読書に集中のところ、失礼します。中谷彰宏さんですね」

「はい」
と、ふりかえると、20代の青年でした。
「そうです。よく気づいたね」
その時、満員だし、帽子をかぶっていて、
いつもばれる声も、本を読んでいるので、出していません。

「たたずまいで、わかりました」
講演に来た話や仕事の話をしたあと、
手帳にサインをして別れました。

いつ、見られているかわからないので、気を抜けませんね。

                        彰宏より。
P.S.
遠慮なく、声をかけてください。