一人で実況をしながら、試合を再現していた。
(橋爪紳也さんの『南海ホークスがあったころ』)
親愛なる君に

橋爪紳也さんが書かれた
『南海ホークスがあったころ』(河出文庫・永井良和共著)
が、面白かった。
橋爪さんと、堺の未来を作る「マスタープラン策定検討懇話会」で、
ご一緒しています。
僕自身が、父親の代から、南海ホークスのファンで、
「南海ホークス子供の会」にも入会していたので、
感慨無量で読みました。

球場から都市を分析するという視点も面白いだけでなく、
何よりも、僕と同世代の橋爪さんが、
自分史と重ね合わせて、熱い思いが伝わってきます。
<一人で、実況しながら、試合を再現していた>
という一文に、同じことをしていた小学生にタイムスリップしました。

「アンダーシャツが、濃い緑だった頃ですね」
と、橋爪さんに、会議の前に聞いた時、
僕の緑色好きは、南海ホークスから来てたことに気づきました。

                        彰宏より。
P.S.
この本は、もう1冊買って、父親に贈ります。