映画のセットは、心の中に、永遠に残る。
(『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』)
親愛なる君に

東京都現代美術館で『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』を、
見てきました。

小さな妖精のアリエッティの大きさになって、
映画に出てきた世界を見て回るという面白い趣向です。
アリエッティの部屋を、小さな穴からのぞき見るというのが、面白い。
穴が小さいので、全体を見るのが、なかなか難しい。
そこが、リアルでいい。
人間の部屋をのぞく時は、壁が分厚くて、それも
アリエッティからの感覚としては、それがリアルなんですね。
切手を壁の絵のかわりにして飾ったりと、
オシャレな生活空間へのこだわりに感動しました。
〈映画の品格は、美術で決まる。〉
今度、映画を見る時は、美術を見てみてください。

『THE 有頂天ホテル』や『ザ・マジックアワー』のセットも、
どこかのホテルが買い取って展示すれば面白いね。

                        彰宏より。
P.S.
清澄白河駅から、東京都現代美術館に向かう美術館商店街は、
案山子コンテストをやっていて、街全体が、現代アートだった。