好きなモノは、ローアングルで、どアップで見る。
(北原照久の超驚愕現代アート展)
親愛なる君に

「北原照久の超驚愕現代アート展」
@森アーツセンターギャラリーは、実際に、驚かされた。
副題に、
「驚く・あきれる・楽しめる!もうひとつの北原コレクション」
と書かれている、まさに北原ワールドの術中にはまりました。

僕が「なにこれ?」と驚いたのは、
山下信一さんのフィギュアでした。
フィギュアのバックに、アップの画が貼ってあったので、
イメージ原画かなと思ったら、
実際にフィギュアをアップで撮った写真だったので、
独り言を、つぶやいてしまった。

その次に、山本高樹さんの昭和のジオラマ。
これは、もはや映画だった。
2時間見ていても、飽きない作品だった。
電車の中で、寝ているおじさんを、窓からのぞき込んで、
あきれさせられた。
これを写真で撮ったものも、凄い。

この2つの作品で、気づかされた。
大人がなくしてしまった子供の目線だ。
「どアップ」と「ローアングル」だ。
いつのまにか、高い所から、
全体を把握する見方になれてしまっていた。
子供のように、好きなモノを、
ローアングルから、どアップで見つめることを、
思い出させてくれた。
                               

                        彰宏より。
P.S.
「あきれる」というのは、エクスタシーですね。