両極のタイプが、リスペクトしあっている。
(姿月あさとさん&湖月わたるさん『Diana−月の女神ディアナ』)
親愛なる君に

姿月あさとさんと湖月わたるさん共演のミュージカル
『Diana−月の女神ディアナ』(東京芸術劇場)を、見てきました。
宙組以来のベストカップルです。
お父さんの違う「異父二卵性双生児」という設定だから、
ますます、面白い。
まさに、わたる君と、ずんこさんのためのお話。
まったくキャラ違いの2人が、惹かれあう。

カーテンコールの後の楽屋の2人が、
好対照で面白い。
わたる君は、重い役柄を、家にまで持って帰ってしまうタイプ。
楽屋で握手する時は、いつも、子供のような泣き顔になっている。
「物語を家まで持って帰ると、しんどくなるよ」
って言いながら、隣の楽屋をのぞくと、
「カッカッカッ」と、ずんこさんがいつもの黄門様のように笑っている。
ずんこさんは、家どころか、楽屋にも、役柄を持ち込まない。
役者として、両極の2人が、
またお互いをリスペクトしているのが、いいね。

                        彰宏より。
P.S.
富山・兵庫と公演が続くので、一度、こっそり
お互いの役を入れ替えてやってみると、面白いね。