家康は、堺で死んでいた。
(堺・南宗寺)
親愛なる君に

お寺だらけの堺で、半日で47もお寺を回った日。
背中に「スタッフ」と書かれたボランティアの人が、
それぞれのお寺で、来観者の方に、説明をしてくれました。
たまたま、ウエルカム・トゥ・サカイのイベントの日に、
幸運にも当たったのです。

そのかわり、ボランティアさんの説明を聞かないで、
通り過ぎることはできません。
しかも、説明は、マンツーマンです。
前のお客さんが説明を聞かれているから、悪いなと思って、
通り過ぎようとすると、「説明しますよ」と、呼び止められます。
1つ1つの説明が、丁寧で、申し訳ないくらいです。

「さきほどの額は、ごらんになりましたか?」
というおさらいから始まり、
「歴史は、お好きですか?」
「三好一族は、ご存知ですか?」
「松下幸之助と言えば?」
というクイズまであります。

南宗寺で、徳川家康のお墓を見て、説明を受けました。
家康が、大阪冬の陣で負傷して、ここで没したという説です。
2代秀忠、3代家光も、来ています。
家康が、実は堺で死んでいて、
その後の家康は、影武者というストーリーに、ワクワクしました。

                        彰宏より。
P.S.
ボランティアさんの数の多さに、
堺には、歴史好きが多いというのが、地元民として誇りに感じました。