大道芸人は、テク以上に、人柄が勝負だ。
(Mr.カズキ)
親愛なる君に

絵画館の銀杏並木に、大勢の人だかりがしていていました。
人の輪の中から、たいまつが舞いあがるのが、
ちらりと見えました。
若者が、背の高い一輪車に乗って、
火のついたたいまつのジャグリングを始めるところでした。
観客の1人に3本目のたいまつを投げさせました。
たいまつを投げた若者は、仕込みかなと思いましたが、
帰って、You tubeで見てみると毎回違うので、本物の見物客でした。
その後、たいまつとナイフとリンゴのジャグリングを
高い一輪車の上で始めました。
違うものでのジャグリングは、難易度が高い。
しかも、ジャグリングをしながら、リンゴを食べました。

彼の名前は、Mr.カズキ。
1000円札をバッグに入れる時、
ありがとうございますと言う彼の手や首に、
無数のやけどや切り傷があるのに、気づきました。
テクもトークもよかったけど、
何よりも、彼の人柄の良さに打たれました。

                        彰宏より。
P.S.
少し離れたところで、パンツ1枚で、
名作の彫刻のパフォーマンスをしていた芸人さんにも、感動しました。