思い出の中のB級グルメが、一番おいしい。
(『極道めし』)
親愛なる君に

グルメ漫画で、一番オススメは、『極道めし』。
グルメ漫画のシリーズをたくさん描かれている
土山しげるさんの作品群の中でも、
この作品が、一番好きです。
実際に、料理が出てこないのです。
刑務所にいる人たちが、妄想で
「あれは、最高においしかった」という思い出話をするのです。
大金があるのに、おはぎの奪い合いで、
仲間割れする強盗の話は、深いです。
その後、農家のおじさんに食べさせてもらった
卵かけごはん。
おはぎや卵かけごはんというB級グルメであるところが、いい。
出てこないから、余計、妄想をかきたてます。

                        彰宏より。
P.S.
君と無人島に漂着したら、
おいしいものの話を、いっぱいしてあげるね。