リングを組み立てるのも、片づけるのも、レスラーの仕事だ。
(みちのくプロレス「宇宙大戦争」)
親愛なる君に

ザ・グレート・サスケさんの
「みちのくプロレス」の試合に行ってきました。
タイトルが「宇宙大戦争〜ホントに最終決戦〜」。
宇宙大戦争という5年間続いているネーミングも凄いけど、
「ホントに最終決戦」というのも、凄い。
プロレスには、物語があります。
『週刊プロレス』には、今回の決戦に至る長い物語が書かれています。

サスケさんの試合を見て、あらためて、
プロレスは「自分との戦い」なんだと、再認識させられました。
そこで大事なことは、
いかに相手を倒すかということより、
いかに、みんなに理解できないような危険なことができるかの勝負です。
脚立の上で鉄棒をしたり、リング上の脚立の上から、
床の上にバク天で飛び降りる意味は、見る者が決めなければなりません。

今回は、リングを解体していく中での戦いでした。
ロープがないどころか、床も取り外して、骨組みの中で戦うのですから、
建築中のビルの上で、戦っているようなものです。
リングを手際良く解体していくのは、レスラー自身でした。
試合をしている時だけが、プロレスなのではないんですね。
移動して、自分でリングを組み立てて、試合をして、どんなに流血して
気絶していても、試合が終わると、自分でリングを解体して、撤収する。
全部、自分でやらなければならないところに、ロックを感じました。

                        彰宏より。
P.S.
売店で少しでも、グッズを売ったほうが利益になるのに、
その時間をカットしてでも、ロックライブをしたサスケさんは、
やっぱりロッカーでした。