ジャズは、お互いのリスペクトで成り立つ。
(北野武さん&辻井伸行さん)
親愛なる君に

「たけしのアート☆ビート」で
ピアニストの辻井伸行さんを、たけしさんがたずねた回も、
しびれました。

辻井さんの新しいCDの録音を、たけしさんは見つめていました。
スタッフがOKを出した時、
辻井さんが「たけしさん、どうですか」と聞きました。
それまで、遠慮しすぎるくらい邪魔しないようにしていた たけしさんが、
「もう1回、好きに弾かれてみては、どうですか」
と言いました。
ここで、しびれた。
そして、録音するコンサートホールの席に、1人座って、
聞き役になりました。
聞き手がいると、辻井さんが、ますます乗るからです。

うれしそうな2人のやりとりに、
ジャズの天才のかけあいのような神業を感じました。

                        彰宏より。
P.S.
ジャズは、競争ではなく、
お互いのリスペクトで成り立つのですね。