36年目にして初めてお会いした加藤諦三さんは、17歳の高校生だった。
親愛なる君に

大和書房創業50周年記念パーティーで、
加藤諦三さんとお話をしました。
不思議な感覚でした。
加藤さんの『高校生日記』を初めて読んで感動したのは、
僕が16歳の時でした。
それから36年たって、初めて直接お話をしました。
あまりにも感情移入して読んだので、
『高校生日記』が、本の中のお話なのか、
僕の実際の思い出なのかの区別がつかなくなっています。
10代の僕は、「加藤諦三文庫」で育っています。

                        彰宏より。
P.S.
親ほどの年齢の開きがあるのに、
僕は16歳になって、
僕の目の前に笑いながら立っている加藤さんが、
1つ年上の17歳に見えました。