本を読む時、僕は小学生になっている。
親愛なる君に

南青山アイクリニックに、
目の定期検診に行ってきました。
呼ばれるまで、きれいなロビーで本を読んで待っていました。
すると、小学生くらいの男の子が、
僕の読んでいた本にグイッと頭を突っ込んできて、
のぞきこみました。
新鮮な驚きでした。

僕の読んでいた本は、日本美術史なので
子供向けでは決してありません。
きっと、本を読んでいる時、
僕が、小学生の風情になっていたに違いありません。
そして、僕があまりにも面白そうに読んでいたので、
彼はのぞきこんだのでしょう。
うれしい出来事でした。

                        彰宏より。
P.S.
「子供みたいに、本を立てて読んでる」って、
笑う君が好きだよ。