鶴瓶さんは、笑いのために、
自分をとことん追い込むイリュージョニストだ。
親愛なる君に

「笑福亭鶴瓶落語会」2011(@紀伊國屋サザンシアター)
初日に、行ってきました。

鶴瓶さんは、年間100席、落語をされているそうです。
レギュラー8本。
しかも、『家族に乾杯』は月2日、往復だけで1日かかる
全国を回っています。
さらに輪をかけて、『A-Studio』は、1本に3日かけて、
取材にゲストの家族や親友に会いに行ってます。
「まさかそんな手間のかかることをしないだろうという」という
そのびっくりのために、自虐的なまでに、足を運びます。
鶴瓶さんは、びっくりさせ、笑わせるために、
とことん自分を追い込むイリュージョニストなのです。

楽屋にご挨拶に行ったら、松鶴師匠の録音を流すと
イメージが広がらないんではないかと、考えられていました。
本物の松鶴師匠の幽霊が『らくだ』みたいに現れたとしても、
鶴瓶さんの完璧な説得力で飛び越えていくので、
何が出てきても楽しいというのが僕の意見です。

                        彰宏より。
P.S.
笑いのためのストイックさに、鶴瓶ワールドを感じます。