子供に理解できない大人の世界を、映画は描く。 (映画『三銃士』) |
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親愛なる君に 【TSUTAYA中谷店・店長お薦め】映画は、 『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』。 今まで、たくさんの『三銃士』を見てきた中で、 一番、大人っぽくていい。 映画がどんどん、子供が主役になるハリウッドの中で、 さすが、フランスの「子供は、早く寝ろ」という大人っぷりがいい。 アトス、ポルトス、アラミス、リシュリュー、ロシュフォール、ミレディ という大人の世界を子供のダルタニアンが垣間見るという構図が痛快。 黒澤映画は、みんなこの構図だった。 飛行船の出し方など映画的処理もうまい。 『三銃士』というお話が、初めてわかった気がする。 ヨーロッパの舞台俳優のキャスティングもいい。 アトス役マシュー・マクファディンのとろんと冷めた大人の目がいい。 彰宏より。 P.S. 『バイオハザード』チームが明るい大人のシリーズを作ったらこうなる というのが、楽しみ。 |