どんな言葉からも、きゅんとする物語が生まれる。
(三題話その2)
親愛なる君に

三題話は、できたかな。
「板」「貝」「イルカ」「サイ」。
これも、その場でみんなが逆しりとりで、出した言葉。

残念な例1。
「貝」と「イルカ」と「サイ」が、「板」に乗って旅に出ました。
ただ使っただけ。

残念な例2。
「イルカ」が「貝」を食べちゃいました。
これでは、「貝」さんがかわいそうです。

僕の即興お手本。
昔、もてない「サイ」君がいました。
美人で人気者の「イルカ」ちゃんに恋をしました。
泳げないサイ君は、「板」をサーフボードにして、
イルカにプロポーズに行きました。
浜辺で拾った「貝」の首飾りを持って。
その首飾りを、今、君のママがしてるよ。

                        彰宏より。
P.S.
君の話は、どんな話だったかな。