ありきたりな正論ではなく、本質的なルールを教える。
(『女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法』)
親愛なる君に

塀の中から、お手紙をいただきました。
僕の本の言葉を、その方の本の帯に使いたいとのこと。
しっかりしたお手紙から人格を感じて、即、OKのお返事をしました。
女子高生と受刑者が文通のお話です。
タイトルは、
『女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法』(プレジデント社)。

そのコピーとは、
「したい人、10000人。
始める人、100人。
続ける人、1人。」

著者の、美達大和さんは、無期懲役囚。
本好きで、これまで数万冊を読破しているのは、文章を読むとわかります。
「ケンカに強くなるには?」という質問に、
「してはいけない」と正論を言いません。
ケンカはスピードであり、最強は頭突きであり、
必要以上に相手を大けがさせないのがルールと教えるのが、凄い。
美達さんは、仮釈放を放棄しています。
同い年です。
美達さんの他の本も、3冊、深かった。

                        彰宏より。
P.S.
「仲間はずれにされた」という相談には、
「つまらない会話につきあう時間が節約できてよかったね」。
自分のことのように、うれしかった。