こんなところで発見 その155
『朝型人間はクリエイティブ』(福島哲史/PHP文庫)で発見。

福島哲史さんの『朝型人間はクリエイティブ』(PHP文庫)
41ページで、中谷さんを発見しました。

『作家として、大活躍している中谷彰宏さんは、
テレビやラジオなどの放送メディアに出演する一方、
週刊誌などにも執筆、自分の芝居まで上演しているマルチ人間である。
その生活は、二十四時間ノンストップといえる。
講演、テレビ放送と時間が束縛されることの多い生活の中で、
本も同時進行で何冊も出している。

「本を書くには、やはり他の人と同じだけ時間がかかります。
ただ、普通の人が一日二時間かけて三十日でするのを、
僕は一日十二時間かけて五日で書いているから早いようにみえるだけです」

中谷さんは、朝の使い方によって、
一日の中身が全く違ってくることを知ったという。
さらに八時間睡眠をやめ、分散した睡眠をとるようにしているようである。

つまり、才能があるように見える人、各界で広く活躍している人であっても、
根本的には個々による時間の考え方と使い方の差の結果でしかないということを
知るべきである。

こういう人達と接しているうちに、
私も「いつ眠っているのかわからない」と言われる部類の人間に
入ってしまった気がする。
奇跡のようなことも、それをやれる人を現実に見ていると、
不思議でなくなるのである。
人のエネルギーはたいしたものだ。』

文庫版の刊行は1999年7月でしたが、単行本の刊行は1993年10月。

かなり古い情報ですが、この時代の中谷さんの変わらぬパワフルぶりに、
改めてこのままではまずい、という危機感を抱かされました。

(発見者 hiro さん)