『人生の答え』って、いったい何なのだ? まず、素朴な疑問をもって、 多少うさん臭さの交じった期待をこめて、 読み出すことをお薦めしたい本である。 その期待は、きっと、あっけなく裏切られることだろう。 より刺激的なクロスカウンターが繰り出されるから。 自分が編集者になった気分で、ハラハラしながら読むのも、 野次馬根性全開で……いけいけ、そこ!と、 拳を握りしめながら観戦するように楽しんで読むのもいい。 臨場感を味わいつつ、無我夢中で読む姿勢こそ、 この本への返礼ではないかと思った。 面白すぎる。