【ホームレスとなるも、ホープレスになるなかれ。】(33ページ)
この本の中で、最も印象的なくだりである。
好きなことを貫いてゆこうとすると、
「このままで大丈夫?」
「本当にやってゆけるの?」
と、自問せずにはいられなくなる。
(何とかなるさ)
と思ってみても、実際には不安が残る。
そんなときに、このフレーズがおのずと思い出されてくる。
希望の存在は、心の豊かさを測るバロメーターでもある。
(もうダメだ)
と、思うそばから、
(もうちょっと頑張ってみよう)
という気分がこみ上げてくるような、快心の1冊である。
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