マイ書評
銀河さん(No.0709)の
『ひと駅の間に一流になる』(PHP文庫)書評
(2002年10月31日)

【現象は、現象として分析するのです。】(141ページ)
 
時代の変化は、こちらの予測を凌駕していることがほとんどだ。
今が変わり目だと思っているそばから、刻々と変わっているし、
教科書に書かれている内容すら、いつまでも正しいものだとは
言い切れない。

時代の先を越そうとするのは、至難の業である。
次のムーブメントを作り出してゆくのも、しかりだ。
しかし、今を冷静に見極めるべき時に、先入観や過去の実績に
捕らわれてばかりいたら、来るべき予兆を見逃してしまう。
素のままに捕らえる。変化との適切な付き合い方だ。