三つの小説から成り立っている。
一つ目は「眠り姫」。
ちょっと眠り過ぎだよというぐらい、よく眠る主人公(眠り姫)が出てくる。
寝つきのよくない私は少々不満だった。
でも読んでみると、眠り姫の言っていることが実に奥が深かったりする。
【抱かれるより、一緒に眠ることのほうが、
私にとってはもっと大切なことなの。
セックスは、そのプロセスなのかもしれないわ】(24ページ)
【起きている間は、赤ちゃんの夜泣きのようなものよ】(70ページ)
眠りを中心に考えると世界は違って見えてくるものだ。
眠り姫はすごい!
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